手間をかけて家づくりを行う魅力とは?

一生もののマイホームは自然素材を活かし手間暇かけて作る家

マイホームはある程度しっかりしていれば早く建ってくれたほうがありがたい、そんな意見もあることでしょう。しかし、せっかくのマイホームを新築で建てるのなら、やはり手間をかけて作ったほうがいい家になることは間違いありません。 もし手間を惜しんで効率よく建てた場合、あとで問題点が発覚したり、長く家がもたなかったりという不具合が発生するリスクがあります。住宅会社と信頼関係を構築するためにも、必ず手間暇をかけましょう。 今回は、手間をかけて家づくりを行う魅力について解説します。

1.魅力①:見えないところにまで手間暇をかけることで長くもつ家づくりができる

まず、実用性の観点からお伝えしましょう。通常、どんな住宅会社であっても、「見えるところ」にはお金をかけているものです。しかしながら、見えるところにしかお金をかけないという会社も残念ながら存在します。 見えないところというのは、たとえば耐震強度の部分やC値(住宅における相当隙間面積のこと)といったところです。こうした見えないところにこだわることで、より隙間の少ない優れた気密性と耐震性能をもった家づくりが可能です。 一生ものの買い物となるわけですから、やはりこだわりを大切にお金と手間をかけて、家づくりには徹底的にこだわっている住宅会社を選びましょう。 断熱性を意味するUA値は、2021年4月より設計士による省エネ基準を満たしていることの説明が義務化されることもあります。 どちらかというと「見える化」されている概念ですが、そうしたUA値のように設計段階で説明が可能なものだけではなく、目に見えない場所に対して丁寧に施工することが、理想の家づくりに近づくポイントとなることは間違いないでしょう。 河上工務店が大事にしている「木の家」は、木造であり天然由来の自社製材を用いていることによって耐震性能が高く、有害物質を出しません。漆喰によって有害物質を吸収・分解するなど、「木の家」にするだけで生まれる多様なメリットを大切に造られています。

2. 魅力②:造り付けの家具を施工する手間をかければメリットはたくさん

玄関に下足戸棚を造り付けるなど、家に造り付けの家具を施工してくれる会社だとなおいいでしょう。このひと手間を行ってくれるかどうかで、必要家具が1つ増減することになりますから、なかなか馬鹿にはできないひと手間です。 しかも木造の和風住宅の場合では、造り付けの家具があることで、家と家具を別にした場合に生まれがちなちぐはぐ感を解消でき、絵としてもすっきりします。形やデザインをその家に最も合う形で設計・施工してもらえますので、実用性にも優れることが多いでしょう。 たとえば、廊下の角に曲面の木製格子でデザインされた壁面照明を置くといったこだわりがあります。廊下を明るく雰囲気よく照らすだけではなく、角に子どもが頭をぶつけて怪我をすることを防ぐなど、こうした造り付けの家具のこだわりによって、1つの家具で何個もメリットが生まれます。 階段の下に収納を設けたりするのも、より合理性の高い構造になってうれしいでしょう。

3. 魅力③:玄関、リビングをその役割に特化したデザインにする手間も家をより美しくする

玄関は、単なる入り口ではなく、家そのものの「顔」ともなる場所です。こうした場所のデザインとして、和風の木造住宅である場合、御影石を床に敷きます。上がり框は樹齢150年のケヤキの一枚板を渡すなどの一工夫が、玄関をより一層素晴らしい「顔」とするのです。こうした工夫によって、家族だけではなく、お客様を気持ちよくお出迎えができます。 また、玄関越しに和風庭園が見える窓を設けるなど、さらに工夫を重ねることで、玄関により強い意味を込められます。ただ出入りするだけの場所ではなく、何か予感させる場所、そうした意味合いをもたせられるのです。 反面、リビングは家族全員が集まるプライベートな場所であり、家族だんらんを実感できる大切な家族の居場所でもあります。リビングには食事のできるスペースやカウンターキッチンを備えることで、食事がよりしやすくなる場所になると同時に、一部を畳仕上げにすることで、ゆっくりとくつろげるスペースも作れるのです。 また、畳面とフローリング部分の高さを揃えることで、ちぐはぐ感や転倒を防ぎます。ちょっとしたひと手間によって、リビングの過ごし方のバリエーションを増やしながら、リスクを減らせるのです。こうしたこだわりの家づくりが、長年快適に暮らせる家を造ります。

4.魅力④:飾り棚や格子天井などでより豊かで情緒あふれる空間づくりを

日々の生活をより豊かに彩るために、家の構造の一部をインテリアにしてしまうというデザインの手間をかけるのも、家を魅力的な空間にするうえで大切です。 たとえば、玄関脇に小さな飾り棚を設けてみる。そこに庭に咲く桔梗の花が生けてあったら…。それ以外にもそれぞれの季節の花を、おしゃれな花瓶などに生けてみたくなりますよね。これはちょっとした手間暇ですが、これだけでも季節によって違った彩りのある玄関に生まれ変わります。 また、天井の一部を、格子天井や折上天井にデザインしてみる。この手間も、より空間を豊かに演出するために「必要な手間」であり、こだわりでもあります。静かで平穏な空間づくりの中に、ハッとさせられる意匠があることの意味はやはり大きいです。それだけで家を美しく見せてくれますし、わかりやすい気分の切り替えの基準にもなります。

5.まとめ

以上、家づくりにおいて手間暇かけて作る魅力について詳細にご紹介しました。もちろん、徹底的にシンプルにすることで見せる家というのもそれはそれでこだわりですが、せっかく家を建てるのなら細かいところまでこだわりぬきましょう。 新たな魅力やメリットをたくさん詰め込んだ家にしたほうが、より長く快適に過ごせますし、何よりも愛着の湧くマイホームとなるでしょう。 福岡県朝倉市にて60余年の長きにわたり営業させて頂いている「河上工務店」では、「天然由来の自然素材を活かした木の家づくり」にこだわり、その魅力を最大限にまで引き出す家づくりを行ってきました。 木の家独自の強みや性能を活かしながら、モダンな意匠を随所に盛り込みつつ、ご家族が楽しんで暮らせるような家を目指し、お客様と徹底的に打ち合わせさせて頂きます。木の家づくりなら、ぜひ弊社にお任せください。